昨年、九州在住の20代男性が、カフェイン中毒で亡くなったという記事を見かけました。『カフェインで!?』と驚く方もいらっしゃるかと思いますが、実はこの男性、毎日エナジードリンクを常用していたそうなんです。
今回は“健康のために”と思って始めた習慣がとんでもない事態を引き起こす前に、
エナジードリンクの身体的悪影響について理解しておきましょう。
エナジードリンクの栄養素から見る身体的悪影響
そもそも、なぜ“翼を授ける”と謳うエナジードリンクが
身体的に悪影響といわれるのでしょうか?
この原因は、『糖分』と『カフェイン』だと言われています。
糖分と大枠にいっても主な成分はブドウ糖とビタミン類です。
ブドウ糖は摂取するとすぐにエネルギーに変わり、
カフェインは眠気を覚ます成分があるので、
エナジードリンクを飲んだ後にすごくリフレッシュしたような気持ちになるわけです。
ちなみのこの2つの成分は多量に摂取すると非常に人体に悪影響だと言われています。これらの成分がどう身体に悪影響なのか、ご説明していきたいと思います。
糖分とカフェイン
■ 糖分
レッドブル、モンスター、Burnなどのエナジードリンクは、
その味から多量の糖分を摂取している気がしてしまいます。
実際のところはどうなんでしょうか?
量的には100mlの10g程度の糖分が入っていますが、
これは、ほぼコーラと同じ文量ですね。
むしろコーラの方が少し糖分が多いくらいのようです。
そのように考えると、どのように糖分を取得したら良いか少し想像がつきやすいのではないでしょうか?目安として1日に数十本飲まなければ、命に関わるようなことはそれほど多くないようです。
ただあくまで『糖分』なので、摂取のし過ぎには気をつけてくださいね。
■ カフェイン
カフェインに関しては、メジャーなエナジードリンク100mgで
約80mgのカフェイン含有量とされています。
これは、コーヒー一杯分よりは少ないため、
一般的にはそこまで多量というわけではなさそうです。
つまりコーヒーを習慣で飲んでいるひとと比べれば、
カフェインの摂取量は多くないということがわかります。
しかしながらカフェインは中毒性があるため、多様摂取は危険です。
適量を保つよう意識しましょう。
カフェインはそこまで多くない
ここまで見てきた通り、エナジードリンクは主に
カフェインと糖分を多量に摂取してしまうということが分かりました。
それぞれの含有量は、炭酸のジュース飲料(コーラなど)やコーヒーと同じくらいです。
しかしながら、エナジードリンクはその2つを同時に摂取できてしまうところに危険性を感じます。いうならば炭酸ジュースとコーヒーを一緒に飲んでいるイメージでしょうか?かなりやばいですね(笑)
何事も摂取しすぎは良くないので、エナジードリンクは一時的にパワーを絞り出したいときだけに利用するようにしましょう。